疑心暗鬼

今日は、道家の書に「列子」に次のような話があるのでのせておきます。

 

斧をなくした人がいて、その人は隣の家の子供を疑いました。その子の歩き方から顔つきから言葉遣いまで、すべてが疑わしく見えました。ところがのちに、谷を掘り返していたところ、斧が見つかりました。後日改めてその子の言動を見るに、疑わしい点は何もありませんでした。

 

 

人はいったん疑いだすと次々と疑念が生じてきて、見えないものまで見えてしまうものです。人は心のあり方によって、真実を見えなくさせてしまいます。それこそ「疑心暗鬼」なのでしょう。あなたの心は大丈夫ですか。