2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

仮名草子「安倍晴明物語」④ 伝浅井了意作

晴明、唐に入り、伯道の弟子となる天皇が勅命で、「本当に、このような類まれな博士は、古代からもはやまれである。 ましてや末代にもないだろう。ますます、そのすばらしさを極めよ」と仰せになり、四位の主計頭(かずえのかみ)になされて、唐に遣わされる…

8月カレンダー

8月1日(日)八朔 8月7日(土)立秋(二十四節気)・旧暦名越し祓・丙申月 立秋:旧暦では、夏の土用も明けて秋の始まりとなります。立秋から立冬の前日までを暦の上では秋と言い、またこの秋の期間を、初秋[しょしゅう]中秋[ちゅうしゅう]季秋[きしゅ…

仮名草子「安倍晴明物語」③伝浅井了意作

道満 播磨の国印南郡に、道満法師という知恵のある人がいた。家柄は、芦屋村主清太(あしやのすぐりきよふと)の子孫である。それで、清太が、法道仙人に会って、天文、地理、易暦を学んで、書物に記して、家に伝え持っていたのを、道満が密かに学習して、概…

仮名草子「安倍晴明物語」②伝浅井了意作

安倍童子 鳥の話を聞き、晴明という名を賜る 村上天皇の時代、天徳四年庚申九月二十四日、後涼殿より火が出て、内裏が残りなく焼けてしまった。その次の年、見事に建て替えられて、なお、その昔を越える出来栄えとなった。 このような時に、安倍童子が天王寺…

仮名草子「安倍晴明物語」①伝浅井了意作

安倍晴明 誕生 第六十二代天皇の村上天皇の時代、その家で(その家とは和泉国の篠田の里に近い安倍野という安倍仲麿のゆかりの家)安倍安名(やすな)という人が耕作を生業としていた。どこからともなく美しくて若い女性が一人来て、「私がこの家に来たのは…

7月の運勢

陰陽生の資料作成をしていたら、月の占いが遅くなりました。アップするのが遅れたお詫びに今どんな資料を作っているか参考に十干の項目を記載してみますと、こんな感じです。 【十干五行配当】 木行(甲乙)木精の気は大気や森林草木の根源的なエネルギー。…