2014年 衆議院総選挙

明日、2014年12月14日は衆議院の総選挙ですね。投票にいかれる方も多いとは思いますが、今回は占術(64占)を使って状況の把握をしてみたいと思います。まず前内閣で報道された方で、伊香保の選挙区は群馬五区ですから、今回群馬五区から出馬している小渕優子氏について記述したいと思いますが、占断をしてみますと、まず出て来たのは山水蒙(さんすいもう)濃霧を意味する卦です。古書に書かれている事は下記のようになっています。

(本卦)4:山水蒙(濃霧):蒙は亨る 我童蒙を求むるに匪ず 童蒙 我に求む 初筮は告ぐ 再三すれば瀆る 瀆るれば則ち告げず 貞に利し
蒙は通じる。自分の方から幼い者に教えようとするのではない。幼い者の方から教えを請いにくるのが教育のほんとうの姿である。 初筮は告げる。もし再三重ねて一つのことを疑い占えば、けがれることになるので正しく告げなくなる。貞正に行うがよい。
六五:童蒙 吉なり
無知の知。自分が何も知らないということを気付いている。気付いているだけ気付いていないものより秀れている。吉である。汝自身を知れ。

これは現在の状況を示しています。山水蒙は上に山卦、下に水卦があります。八卦では水は坎(悩み)と見ていきますが、下卦に水(坎)がありますので、小渕優子氏の心中に悩み事があることを指します。古書の記述では「幼い者の方から教えを請いにくる…」とありますので、小渕氏や小渕氏後援会の年少者より年長者へ教えを乞わなければならないのですが、それが出来ていなかった事を意味します。また水(坎)は50代の中男(色々な解釈はありますが今回は中年の男性)が悩みの種になるのでしょう。世間で色々報道されているのでお分かりの方もいるかと思われますが、小渕氏の後援会問題で辞任をすることになってしまった出来事かと思われます。その辞任問題に関わる方が50代男性(もう少し解釈を加えると子年生まれの昭和35年の男性)かと推測できます。さらに水卦の上に山卦がありますので、行く先には山のように険しい状況とも見てとれます。今いるところが水辺で、向かっている先には山があり、今居る場所と山との間には濃霧が発生していて、先に進めない感じ、また先に進む道がよく見えない状況であると解釈するば分かり易いかもしれません。水卦は坎(かん)といい、これは十二支では子に属します。時間帯にすれば午後11時から翌日午前1時までを示していて、また山卦は艮(うしとら)といい、読み方に「うし」と「とら」が加わっているように、これは十二支の丑、寅を指しています。時間帯にすれば丑刻は午前1時から午前3時、寅刻は午前3時から午前5時ですので、総合すると夜中の0時から明け方5時になるまでの時刻を意味します。要するに簡単に言えば暗い時間帯という事です。太陽のさす時間帯ではないので周りが暗くよく見えないということは、ここからも解釈できます。
古書を見るとその後に「無知の知。自分が何も知らないということを気付いている。気付いているだけ気付いていないものより秀れている。吉である。汝自身を知れ。」とありますので、今回の件で小渕氏が色々な事を知らなかった事を知ったという事でしょう。小渕氏が自分自身を知る良いきっかけになった事を示していると思われます。

次に今後はどうなってゆくのかという事ですが、下記のように出ております。

(變卦)59 風水渙(離散):渙は亨る 王有廟に仮る 大川渉るに利し貞しきに利し
渙は通じる。王が宗廟を祭る。大事を行ってもよい。しかし貞しきを守るがよい。
九五:渙のとき其の大号を汗す 渙のとき王居を咎なし
離散に直面して王は一新のために大号令を発して変更することがない。困難を離散し王位に災いはない、安泰である。号令ひとたび出れば反らざること汗の如し。衆望がある。吉。渙は洪水の意あり。

山水蒙(さんすいもう)から風水渙(ふうすいかん)と變卦(変化)しています。風水渙は上卦に風卦、下卦に水卦となります。渙とは散らすとか、離散という意味がありまして、水卦の悩みは、上卦の風によって散ってしまうと解釈できます。簡単に例えれば悩みが解消する感じです。喜び事が散ってしまうと困りますが、今回は選挙問題で先が見えない事に対しての悩みですから、悩みが散っていくのは良い事かと思われます。また古書に「王が宗廟を祭る」とありますので、小渕氏が宗廟(宗廟とは昔の言葉でお墓を意味します)にいる、父親(故小渕恵三氏)を祀ることを意味しているのではないでしょうか。今回の騒動で小渕氏も心を新たに、12月2日に公示がありましたので風卦の日(十二支の巳、辰)11月29日か30日の午前7時から午前11時の時間帯に故小渕恵三氏が眠られているお墓にいって自分の決意をお伝えしたのかと思います。さらに古書の先に「離散に直面して王は一新のために大号令を発して変更することがない。困難を離散し王位に災いはない、安泰である。号令ひとたび出れば反らざること汗の如し。衆望がある。吉。」とあります。この解釈はそれほど必要がないとは思いますが、困難を離散して王位に災いはないともありますので、小渕氏は今回の選挙は当選されると解釈しても良いかと思われます。

今回は選挙の事になりましたが、占術(64占)はこのような形で解釈していきます。

ちなみに群馬5区では小渕氏の他に出馬されている、糸井氏、小林氏の2名の方がいらっしゃいます。選挙と言う公的な事ですので卦の内容、当選や落選等の詳細は省きますが、小林氏は苦戦しそうな卦が出ております。小林氏は北方位の票が思ったように動かず、南方位で反応が薄く、東方位で見込違い、北西方位は上の方が動かず、北東方位は攻め方に難儀しそうであるので、南西方位と西方位と南東方位の票が集められたら良い状況となりそうそうですから、小林氏は北方位の票にあまりこだわらない方が良いかと思われます。

今回の選挙立候補をされた方は国政を預かる方達ですので、今回の選挙を含め、今後とも国や国民の為に頑張って頂ければと思うと同時に、今日は選挙日前日であり、いまの時間は17:35分ですから、20時まで立候補者の方は最後の追い込みに入っている事でしょう。今回の選挙で当選された方は、少しでも良い国政をして頂ければと期待しております。