故事

釈迦

昨日の続きで、心のあり方を「菜根譚」よりみていきましょう。 人生の幸不幸の境目は、みな人の心が作り出したものである。だから釈迦(仏陀)もいう。「利欲に向かう心が強すぎると、さながらそれは燃え盛る炎の海。貪欲に心が溺れてしまうと、さながらそれ…

疑心暗鬼

今日は、道家の書に「列子」に次のような話があるのでのせておきます。 斧をなくした人がいて、その人は隣の家の子供を疑いました。その子の歩き方から顔つきから言葉遣いまで、すべてが疑わしく見えました。ところがのちに、谷を掘り返していたところ、斧が…

反省と価値観と徳

自分を反省する人は、何事に触れてもすべてが自分を養う薬となる。逆に人を責めてばかりいる人は、心を動かすごとに、それがそのまま自分を傷つける武器となる。前者はもろもろの善の道を開き、後者はもろもろの悪の源となる。その違いは天地雲泥の如くであ…