太歳神とコロナ感染症

太歳神と太歳後]

暦には「太歳神」という神様が出てきますが、この太歳は木星の神様と言われていて、一年を司る大切な役割をする神とされています。この太歳神がいるのは太歳王都といい、東西南北に門があり、それぞれの門には門番の鬼神がいて門を守っております。太歳神は、王都の東西南北の門を開いて、神々を集めます。南門は「太歳前」、北門を開いくときを「太歳後」など四つの門を開くときにそれぞれ呼び名があります。例えば、陰陽書に北門を開く時は「開陰門、五道・冥官・部類・眷属等出入時」と書かれていて、五道(地獄・餓鬼・修羅など天界を除いた五道の神々と眷属)、また冥府より冥官(あの世の役人)が王都に集まります。その中で北門を開くときは病気を司る神々も集まりますので、まずその北門の様子を見ていきます。

[太歳王都北門]

まず北門には八人の番神がいるとされているので、まずはそれぞれの門番神の名前を見ていきましょう。

1、毒祖神 2、毒霊神 3、禍害神 4、禍厄神 5、絶命神 6、絶対神 7、厭魅神 8、魍魎神

陰陽書には、特に一番最初の毒祖神は大いに忌避すべきとあり(大最後神(だいさいごしん)という別名もあり)上記8名の鬼神は太歳神の王都北門を護る門番神とされています。この神々の役割は四百四病の病患を司るとされる鬼神とされています。隠れ宿のカレンダーにも記載されていますが、太歳神が北門を開いた期間を「太歳後」といいまして、病気などに関する動きが出やすい期間となります。では2021年は(4月以降)太歳後がどのぐらいあるのか、みていきます。

[太歳後の期間]

4月28日〜5月3日(6日間)

5月16日〜5月25日(9日間)

6月1日〜6月5日(4日間)

*ここで1ヶ月近く間隔が空きます。

7月14日〜7月24日(10日間)

7月31日〜8月4日(5日間)

8月11日〜8月25日(14日間)

9月1日〜9月5日(5日間)

*特に7月14日〜9月5日の54日間の間に太歳後は34日間もあり、長い期間太歳王都の北門が開いている状態が続いておりました。実際にこの間はコロナの感染の拡大が激しかったかと思われます。比較するために簡易ですが、コロナの動向も見てみます。

[コロナ関連の主な動き]

5月16日 緊急事態宣言、9都府県に拡大する

5月23日 緊急事態宣言、10都府県に拡大する

6月20日 沖縄を除き解除される

7月12日 東京都、緊急事態宣言が発出される

7月14日 1日全国新規陽性者3000人を突破する

7月31日 1日全国新規陽性者12000人突破する

8月2日 緊急事態宣言、6都府県に拡大する

8月11日 1日全国新規陽性者15000人突破する

8月20日 緊急事態宣言、13都府県に拡大

8月21日 1日全国新規陽性者25000人突破する

この様な推移ですが、北門が開いた7月14日以降1日の新規感染者数が増えていっているのが分かります。

[七曜陵逼期間]

しかし、9月7日〜10月3日の27日間は七曜陵逼という期間に入っていました。この七曜陵逼は通常の期間と変わって惑星の神々が降臨します。惑星の神々とは、今年隠れ宿の前の斎壇にお祀りさせて頂いている八将神木星・火星・金星・土星など惑星の神々)です。この神々が降臨している七曜陵逼の期間は吉凶が逆転すると言われております。その為、コロナで凶となっていたものを、逆転させて吉に切り替わったとの見方もできるかもしれません。正直に申し上げれば、七曜陵逼で吉凶がどちらに転ぶのか、私も判断しかねていましたが、現実、この期間にコロナの感染は着実に減少して、凶より吉に転じていて何よりです。

[10月以降の太歳後期間]

10月18日〜10月24日(7日間)

10月31日〜11月4日(5日間)

11月22日〜11月27日(6日間)

12月3日〜12月8日(6日間)

ではこの後はどうなっていくのか、もし太歳後の期間にコロナが拡大していると仮定するのであれば、太歳後のくる長い期間は七曜陵逼が明けた後の10月18日〜11月4日まで。この期間に感染拡大させないよう気をつけていきたいところでもあり、今後の拡大傾向となるのか、それともこのまま減少していくのか、七曜陵逼後の動向を見ていきたいところと考えています。八将神が降臨する七曜陵逼は、今年もうないので、是非このままコロナが収束の方向に向かってもらえれば何よりです。

[択日]

コロナの話は暗くなってしまうので、最後は楽しい、少しいい話をしましょう。前回のブログで日を選ぶ「択日」の事を書きましたが、よく宝くじ売り場などで「一粒万倍日」など、一粒の籾殻が万倍に増える日とアナウンスされていますが、陰陽書には他にも倍になる得日があります。あたるも八卦外れるも八卦ですが、宝くじや投資などにご活用してみるのも一興かと思いますので、ここに記載しておきます。(得日を使用した結果については、こちらでは責任は持てませんので、活用に関してはあくまでも自己責任でお願いします、笑)

一得千倍日(売りに良い日)

丙寅・庚辰・甲戌・乙未・庚戌

一千得吉日(売りに良い日)

戊寅・癸卯・己酉・壬子・辛酉

一得萬倍日(買いに良い日)

辛巳・壬午・壬辰・甲辰・丁未・甲寅・丙辰・癸亥

一銭得千銭日(売りに良い日)

立春から立夏の前日まで期間 午日 

立夏から立秋の前日まで期間 酉日 

立秋から立冬の前日まで期間 子日 

立冬から立春の前日まで期間 卯日

この様に上記に該当する日となるのですが、今年の得日を一覧にしておきます。

[2021年の得日]

10月14日 一得千倍

10月19日 一銭得千銭

10月22日 一千得

10月23日 一得萬倍・歳徳

10月26日 一得萬倍

10月28日 一千得

10月29日 一得千倍

10月31日 一千得吉・一銭得千銭

11月2日 一得萬倍・歳徳

11月4日 一得萬倍

11月9日 一千得吉

11月11日 一得萬倍

11月14日 一得千倍・歳徳

11月15日 一銭得千銭

11月22日 一得千倍

11月26日 一千得吉

11月27日 一銭得千銭

11月28日 一得千倍

11月29日 一得萬倍

11月30日 一得萬倍

12月9日 一銭得千銭

12月10日 一得萬倍

12月13日 一得千倍

12月21日 一千得吉・一銭得千銭

12月22日 一得萬倍

12月25日 一得萬倍

12月27日 一千得吉

12月28日 一得千倍・歳徳

12月30日 一千得吉

*歳徳とは、幸運を司る歳徳神のご加護のある日となります。

2021年も残りわずかとなってまいりました。来年の暦を急ピッチで進めております。たぶん12月にはお渡し始めることができると思いますが、販売の期日など決まりましたら、またこのブログにて購入方法などをお知らせしていきたいと思います。もう少しお待ち頂ければ幸いです。