今後の状況

今後の状況がどうなっていくのか、五月以降を六壬占してみました。

 

戊子日[第十二局]知一課[貫珠聯茹・撞子]

①  初伝 青龍 天神:功曹 地神:丑

②  中伝 勾陣 天神:太衝 地神:寅

③  末伝 六合 天神:天罡 地神:卯

 

ここから説明に入ります

・青龍は[銭財・慶賀・文官]を司る吉神

・功曹は[徴召・役人・結婚]を司る吉神

・丑は [六畜・宮土・家庭]を司る吉神

三神とも良いことを司る吉神となります。しかし青龍と功曹は  と出ていて、このケースは神々が怒っているを示しています。少し説明が細かくなりますが、安倍晴明公の書かれた「占時略决」をみると青龍と功曹は木行の神なので 社神 氏神 となっています。更に鬼賊格(暦は春なので青龍・功曹は月令を得ていると解釈します。月令の意味は鬼へパワーを与えて、鬼が更に強烈になる)なので、神様たちは結構、お怒りです。繁栄の神が怒ると、結果は貧乏しかないので恐ろしや。

ぶるぶる((((;゚Д゚)))))))

また羅綱格もあって意味としては、飛ぶ鳥が網に引っかかって捕らえられてしまう。策略に破れがあり、謀りこと、計画は予定通りにいかず、方向性など流れが変更となるので気をつけてください。日本政府や自治体の方向性が間違わなければいいのですが、ちょっと心配です。

 

通常、青龍と功曹が出た場合、このニ神は吉神ですから文書や手紙(今ならメールやSNS)自分の求める事や事業経営など、進めていくと、先には親しみ、子孫の喜び、望む益があると解釈しますが、今回は鬼のため解釈が変わります。この場合、最後にある丑神が肝心で、この丑神が管轄する宮とは家庭の事です。その丑神を青龍と功曹は剋しています。

 

どういう意味かと言えば「仕事や経済活動を優先したり、また他人のもの、他人のもっているもの、他人のやっている事などを欲しがっている、そうすると自分自身の心の安定を保つ事が出来なくなってしまう。また外に出て働いたらり、お金を稼いだりするのは、男性なら大切な家のためであり、また女性なら大切な旦那さんのためであるということを思い出しなさい」とのことだと思います。神様目線からだと少し言葉が上からになってしまっていますが、私としては、青龍と功曹の神の怒りを被ると、病気や病人に縁がでて、家の経済や蓄財が破綻していきますので、大変な事態にならないよう気をつけた方が良いと解釈します。その点は気をつけて生活をしてみるといいかも知れません。

 

政治について少しだけ

あとこれは少し前から気になっていたことですが、今回、青龍功曹が出ているので話をしてしまうと、青龍の文官、功曹の役人が出ています。これは政治関連となりまして、一番上にくる神は青龍で文官を意味しています。これは国会議員及び官僚(永田町)を示していて、その下の功曹は役人なので、都道府県の知事や県議市議、役所に勤める公務員(地方自治)、その下となると地神の丑神で家庭となります。

 

コロナ騒動も含めてだと思いますが、いまの政治家に日本を任せておいて良いのか、という神様からの問いかけが含まれていそうです。将来は政治を目指す若い人はいないのか、今の政治家に本当に任せておいてよいのか、コロナ感染騒ぎの前は大企業は別としても、世の中の中小企業は二代目、三代目へ世代交代になっていたと思います。それは政治の世界も同じで、そろそろ世代交代も含め、考えどころかもしれません。今はSNSがあるので世界各国の状況もわかります。その世界の情報をもとに将来は日本をこうしていきたいという思いを持ち、将来は政治家になりたいとかんがえる若い世代の方、そういう思いの人を有権者が選び、有権者が政治家を  育てていく  ような意識を持つ、まさに今は日本の変わり目なのでしょう。

 

ここで注意点ですが、今の政治家を否定してはいけません。これは家庭でも、組織でも同じですが、前の方達が築き上げたものをしっかり譲り受けなければ、本当の意味で目指す政治家にはなれません。特に海外や経済界の繋がりなどは、自分自身に理想があるからと言っても、政治における大事な役目となる様々なパイプと信用は一朝一夕にはなし得ません。そういうものを政治家は持ち合わせています。政治的な考え方は少し過激に聞こえてしまうので、ここまでとしますが、皆で、個々で、少し考えてみてもいい時期かも知れません。

 

話を戻しますと

②は勾陣、太衝、この二神の表す意味は家庭不和となります。勾陣が太衝にあうと、この神々は裁判沙汰など悪いことを引き起こします。家の女性は問題を抱えている、また長い患いがあると解釈します。しかし太衝の下に卯神がいるので、最初は貧乏でも、最後は裕福になれると書かれています。この記事を読んでいる男性の方、ここは男性が辛抱しどころです、これから良くなるか、悪くなるか、女性が病に伏せっているわけですから、ここは男性の踏ん張りにかかっています。

 

ここで踏ん張れないと、次の③で六合、天罡となり、これも意味としては訴訟となります。しかし③は易卦は風雷益なので、意味は「大吉、9月から大きな事をおこなって行きなさい、心に情熱を持つことが大事」だと書かれております。男性も女性も、5月から準備を始めて、9月から動けるようにしていきましょう。

 

希望はあるのか

希望はありそうです。青龍が鬼となっておりますが、生気方にもいるので、この場合、六壬では「青龍生気格」といいます。この場合は、三伝が凶兆を示していても、最終的には災より転じて吉を呼ぶと「畢法賦」に書かれています。時期としては、6月〜8月が生活を取り戻していく期間、9月〜11月が災いより吉へ転換する、勢いよく動く期間となります。

 

コロナウイルスは?

②太衝のところに病神が出ています。更に月令を得ているので、5月はまだまだ病気の勢いはとても強く収束の気配はありません。しかし6〜8月にかけて段々と勢いが弱くなっています。その流れもあってか、先月まで出ていた空亡は出てきていません。これでやっと先が見えてきました。病神となってしまった「太衝」を抑えるために「従魁」という神が降臨してくるのは 9月 です。前回コロナウイルスについて書いた時に、6月4日までは同じ状況が続くと書きましたが、それは今も変わりません。今の自粛など生活状況は6月4日までは、それほど大きな変化はないと思います。

 

あと少し気になることがありまして一応書いておきます。今回「貫珠聯茹」というものが出ています。この格が出たときの解釈は、吉なら吉が重なる、凶なら凶が重なると書かれています。これだといったん落ち着いたとしても、また再びコロナウイルスの波がくる可能性が高いと思います。時期は今の時点では私にも分からず未定です。また占が確定しましたら、その時にお知らせさせていただきます。

 

最後にお伝えしたいこと

「自分を見失うという事は、すべてを失うという事とおなじであり、多くの人は何かしらの特別な経験をする事によって、セルフコントロールの大切さを知る事になる」という事です。

 

こんな話があります。「A氏がある日曜日、翌日に届けなければいけない書類を取りに会社まで行きました。しかし机に座ると同時に電気を消されてしまった。A氏は頭に血が上り、見境がなくなって電気を消した人の元へ駆け下りていきました。そこでA氏は怒りは爆発して相手を罵りました。A氏の言葉が出尽くしてしまうと、相手は背筋を伸ばして「今日はカッカしているね」と冷静であった。A氏は高度な心理学も学び、経済学から、シェークスピアなど文化まで精通していたが、見境もなく興奮して、読み書きもあまりしてこなかった相手の方が冷静だったことを見て、A氏はハッと気づいた。「私はひどい事を言ってしまった、相手に謝らなくてはならない」という思いと「いいや、謝るものか、先に意地悪してきたのは、相手ではないか」という思いが交錯した。自分の心が葛藤に苛まさせている状態から、平和な気持ちへ引き戻す方法は、相手に仕返しをすることではなく、相手と仲直りをすることだと分かった。それで心に決着がついた。

 

再び相手の元へ行ってみると、静かな優しい声で「何か用かな」と言った。A氏は自分の失言を詫びた。相手は笑って「ここで貴方の言葉を聞いていたものは私以外に誰もいません。私は誰にもいいませんよ。だから、もうお互いに忘れましょう」二人は握手した。この出来事によって二人の間に摩擦がなくなり、相手の意地悪も終わった。そのとき、心の中で何か開いた気がした、自分を見失うことがいかに恥ずかしいことか、そして怒りというものはいかに無益な感情か悟った。A氏は二度と自制心を失わないと決意をした。いったんこのように決意をすると、A氏は前に増して強くなり、色々な人に自分の言葉が相手に届くようになり、友人も増えた。

 

A氏は以前に批判というか、攻撃に近いものにさらされていた事があります。相手からの攻撃が目に余るようになったため、何ページもの毒舌でびっしりと埋め尽くし、書いたもので相手を訴えてやると考えていました。書けば書くほど怒りはつのってくるものだ。しかし最終的にA氏はその紙を誰にも見せる事はなかった。自分の感情を目に見える形に置き換えたことによって、怒りの感情から解き放たれ、冷静な自分を取り戻した。怒りの感情は「書くことによって身体から出すことが出来る」ということである。これは誰にでもできる簡単な方法であるが、非常に顕著に効果が現れる。もう一つのよい収穫は、怒りにまかせて書いたものを残しておいて、ある程度時間が経って精神的に落ち着いた状態の時にもう一度読み直すと、更によい結果が得られるということである。

 

最後は、ちょっと長くなりましたが、いま世間でコロナ離婚など騒がれていますが、相手に対して不満があるからこそ、世間の噂となっているコロナ離婚が気になると思います。しかし報道や情報に踊らされず、冷静になって下さい。「自分を見失うという事は、すべてを失うという事とおなじであり、多くの人は何かしらの特別な経験をする事によって、セルフコントロールの大切さを知る事になる」という事を忘れないで、9月まで過ごしてみましょう。前代未聞の非常事態宣言が全都道府県に出される、こんな事は日本で始めてです。いまコロナウイルスという特別な、特殊な経験をしている最中ですから。セルフコントロールを9月までマスターしてみると、今後の人生が楽になるでしょう。その為には怒りや不安など心の中にあるマイナス的なものを溜めておかないこと。これはいい機会ですから自分の心の中から徹底的に出し切ってください。

 

総論

話のまとめとなりますが、残念ながら6月4日まで今と状況はさほど変わらないと思います。6月5日〜9月6日まで約4ヶ月間が元の生活に戻るため、経済活動を再開していく時期となりそうです。そのためまず6月4日まで、何とか乗り切る、そのあと6月5日よりどう動くのか、そこが重要となりそうです。そのあとは9月7日から光が見えてくるという流れとなります。

 

あと、隠れ宿に関して、この場を借りて報告させてもらいますと、5月いっぱいこの状態が続くようであれば、今まで通りの対面の占いは難しそうです。対面の方式に変わるものとして、前にも書いたかもしれませんが、Skypeなどを使った電話で占いをする準備していかなければならないと考えています。そのことに関してはもう少し検討し、準備をしてみます。始められる用意が整いましたら、またこのブログでお知らせさせていただきます。

 

皆さん、コロナウイルスが落ち着くまで、くれぐれも健康には気をつけ、感染しないようにご注意ください。健康を害している方は早く回復する事を願っております。また亡くなられてしまったご遺族の方に対してお悔やみを申し上げます。