8月1日(日)八朔
立秋:旧暦では、夏の土用も明けて秋の始まりとなります。立秋から立冬の前日までを暦の上では秋と言い、またこの秋の期間を、初秋[しょしゅう]中秋[ちゅうしゅう]季秋[きしゅう]の三秋[さんしゅう]に分けます。時候の挨拶も、暑中ではなく「残暑の候」となります。しかし秋になったとは言うものの、暑さはまだまだ続きます。
8月8日(日)新月🌑・山の日
8月9日(月)振替休日
8月13日(金)盆の迎え火
8月14日(土)旧暦七夕(乞巧奠)
乞巧奠:7月7日、掃部(かもん)寮の人達が清涼殿の東庭に葉薦(はごも)を東西に長く敷き、その上に長筵を置く。次に内蔵寮の役人が供物を仙華門の外までもってきて、これを雑色が長筵の上に朱漆の高机をおき、そこに次々にならべる。梨・桃・大豆・茄子・鮑・菓子などがある。これを東南・西南・北西・北東におく。北西の机には金の針七本・銀の針七本に、五色の糸を縒った葉も飾られる。準備が整うと、庭に椅子が出されて天皇が牽牛と織女の邂逅を眺める儀式に移る。
一般の家庭での儀式は、庭の真ん中に几(つくえ)と筵(ござ)を置き、その上に酒や肴や瓜や果物を供え「巧」を授かるようにと願った。「巧」とは機織りの巧みさのことをいう。女たちは機織りの技巧の向上を願って、こうした夜を毎年送ったとされている。昔の「几」は、現代では七夕飾りの竹にあたるものである。
8月15日(日)月遅れ盆
盆:先祖を供養する仏教行事。
8月20日(金)北斗下降
北斗下降:夜半(午後11時から午前1時)に北斗七星の神様が地上へ降りてこられます。この日は北斗七星の神へ礼拝すると、願事を得られると言われています。
8月21日(土)北斗下降
8月22日(日)満月🌕・中元祀(地官聖誕)
中元祀:陰陽道に三官(天官・地官・水官)と呼ばれる神さまがいます。古代中国では、お盆の時期にご先祖さまだけではなく、無縁仏もあの世から地上に帰ってくるとされていて、その無縁仏の霊は誰も祀らないため、いく場所もなくこの世を彷徨います。それぞれ各家庭の玄関先に机を出して、その上に飴やお菓子などの食べ物や、煙草など嗜好品など様々なものをお供えして、それらを食べてもって満足してもらい、無縁仏に祟られないようにしていました。その名残で日本ではお中元の起源となったという話があります。土地の下から無縁仏は出てきますし、地を管轄している地官の聖誕日でもあるので、この日に神様をお祀りします。中元に関しては諸説あるので、一つの説としてご理解ください。
処暑:暑さもようやくやむという意味から、処暑と言います。「処」は止まるという意味です。暦では初秋の季節ですが、実際はまだまだ残暑厳しい候といえます。淮南子に「立秋後15日、斗指甲為処暑」と書かれています。
月将巳:陰陽道の神。巳は太一と呼ばれる神さま。六壬占では、この日から巳を中心に式盤を組み立てていきます。
8月25日(水)西王母聖誕
西方位を司る女神。道教では女仙を統括する神さまとされています。陰陽道占術の六壬の管轄している九天玄女も、この西王母の下に属しています。
8月30日(月)下弦の月🌗
8月31日(火)二百十日
二百十日:立春から数えて210日目。稲が開花するころ、また台風に気をつける時期になったことを表しています。