あけましておめでとうございます

とうとう平成最後の年に入りました。新年をいかがお過ごしでしょうか。
私はここ数年、色々な変化を強いられる事態となりました。現在の世の中は時代の変革期なので、落ち着いて生活している人の方が少ないのかも知れません。様々な変革運勢の中で日々の生活をしていますから、体調の変化も出ている方も多いと思います。

これを書いている時にふと思い出したのですが、申年(2016年)の秋口だったと思いますが、申方位(西南西方位)に赤く輝く星がありました。天官書曰く、通常、赤い星の理解は、兵乱、敵兵襲来とします。これが金星で赤く輝くなら国戦あり、水星なら国内不安定などあまりいい意味として理解しません。また、丸く輝いているならまだ良いのですが、ギザギザに光っていたりすればもっと悪い意味と解釈したりもします。その時は申年に申方位でしたから歳星(木星太歳神:総光天王)で、東洋占術で歳星は一年の中心の大切な神様として考えます。昔ながらに考えるなら国の中心は、所謂、今上天皇陛下です。陛下の身に大事が起こっている、更に赤い輝きですから心配事です。更に陰陽道で申は「伝送」という神様です。安倍晴明公の占時略决は「四月。伝送。金陽神。吉治。在申。為道路神。主遠行商売事」と書かれています。道路も遠行も移動を示します。もし今が平安時代であれば陰陽師安倍晴明公なら藤原道長公へ「帝の御身、行く先に不安、危険が迫る」と急を告げる使いを走らせる所でしょう。そんなことを考えていた後で陛下の退位のニュースが報道されておりました。その退位の儀は今年の4月末となります。こういうことが起こるということも、時代の変革期だからなのでしょう。大きな節目ですから、陛下をはじめ、宮家の方々も様々なご心労がお有りなのではないかとお察しします。

そんな中、私達も少しでも生活を楽にならないのか、また生活しやすいようになる為にはどうしたら良いのか、それには神様のご加護をいただくのが良いかと思い、前から隠れ宿用に作成していた暦をカレンダーとして、誰でも分かりやすく作り直してみました。今年はそれを配布していきたいと思います。因みにこんな感じのものです。参考に1月分を掲載しておきます。

カレンダーの見方としては、まず本日の「太歳神」を見ます。先程のお話にも出てきた神様(木星)です。この太歳神が南の宮殿にいる時は「太歳前」、西なら「太歳位」などとなっています。カレンダーを見ながら書かれた事を注意して、その日の生活を送っていきます。次に39秘宿を見ていきます。ここにも「栄」「壊」など色々と書いてあります。これも参考に生活を考えていきます。日々の生活はこの2点を押さえてもらえれば良いと思います。あとは建築に良い日、神様にお参りに行くなど、個々の項目ごとに良い日などを参考にしてみてください。

先程の安倍晴明公や平安貴族の方達は、必ず暦を見て生活をしておりました。例えば平安時代より後の時代となりますが「永久三年の暦」の三月を見てみます。「天道、北行。宜向北行及宜修造。天徳在壬」、またもっと細かく三月の三日を見てみると「癸酉。金破。沐浴。不食時子。太歳位。厭。療病。…」と書いてあります。ここに出てくる太歳位は、今回のカレンダーに書かれているものです。勿論、今の暦には書いてあるものは少ないと思います。時代の流れの中で消えてしまったものの1つなのでしょう。難しいところもありますので、暦の細かいことはまたの機会にしたいと思います。このように少しでも神様に近づいて、生活を良くしてもらいたいと考えております。

お渡しできるのは2019年1月4日にはなんとかできるかと思っておりますが、多少変更があるかもしれません。お渡しの日時が変わる事があるかもしれないことの、その旨をご了承下さい。あとメール等で受け付けて郵送できるかですが、郵送用の封筒を探さないといけないので、郵送に関しましてはこのブログ内で後日お知らせさせていただきます。尚、金額は1部2,000円とさせていただこうと思います。

昨年、一昨年と様々な宗教家や能力者の方とお話をする機会を与えて頂いております。それによって隠れ宿も変化していっております。予約サイトも予約が取りづらくなっておりますから、少しずつですが変化させていこうと考えております。

来年はオリンピックもあります。いま政府が目指している観光の国日本、それと同時に海外からくる文化に惑わさせず、日本の文化継承も大切になっていくと思います。生活は様々なことがありますが、今年一年、よい年にしていきましょう。