3月カレンダー

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3月行事

3月3日(木)新月🌑 雛祭り(上巳の祓)

新月:旧暦2月1日

雛祭り:現代の雛祭りは女の子の節供となっていますが、元々は「上巳の祓(じょうしのはらえ)」といって、水辺にて、人形や形代を用いて、それを水に流し、自らの穢れを祓う儀式でした。禊祓の後は、曲水の宴(ごくすいのえん)もありました。源氏物語の中に「弥生の朔日(ついたち)に出で来る巳の日、陰陽師を召して祓へせさせたまふ。舟にことこしき人形乗せて流す」など書かれています。

3月5日(土)啓蟄二十四節気)癸卯月

啓蟄:これは二十四節気のひとつで、地中にあって巣籠もりしていた虫がようやく活動を始め地上に這い出してくる頃とされています。またこの季節は春雷が多い時でもあり、この日を目安に農家は農作業の準備にかかるとされています。

3月10日(木)上弦の月🌓

上弦:新月と満月の中間。図にもありますように右側半分が明るくなっている状態を上弦の月と言います。

3月12日(土)甲子

甲子:この甲子は六十干支のはじめの日となります。この日は豹尾神(別名計都。物事を壊すことを司る)が天界に戻って、子の刻(3月11日23:00〜3月12日1:00)に天皇上帝のご使者様が降りてきたり、また吉の神々が地上に降りてくる日なので、祈願をすると福が十倍となるなど書かれています。また仏教では、大黒天様をお祀りする日とされています。ざっとですが、お供え物は、大豆・ご飯・酒粕汁・御神酒・菓子(果物と菓子を七種類)・大根と豆腐(四角に切っておく)、「鯛」と筆で書いた半紙(和紙)で牛蒡二本を包み、「鰯」と書いた半紙で山芋をくるんだもの、黒豆を千粒、黒豆を入れる桝も用意し、昼間に祈願文と神授文を唱え、夜に黒豆を千粒呪文を唱えながら…などあって、儀式としては少々大変なので、簡易ですが、福を授かるように大黒天様の真言を唱えてお願い事をしてみられるといいと思います。

【大黒天真言おん・まかきゃらや・そわか

3月16日(水)社日

社日:読み方は「しゃにち」です。陰陽略書には、春分に近い戊(つちのえ)、秋分に近い戊が社日となります。社は土地の主で、稷は五穀の長で、その歳の春と秋に土地と五穀の神をお祀りすると書かれています。春を春社(しゅんしゃ)秋を秋社(しゅうしゃ)といい、春は五穀豊穣を願って神に祈り、秋は豊作に感謝する日となります。

3月17日(木)太上老君九天玄女聖誕

太上老君老子を神格化したとされています。太上老君には、黄衣の童子が120名が付き従い、左に12匹の青龍、右に26頭の白虎、前は24羽の朱雀、後ろに72尾の玄武がそれぞれ控えている。外出する時には、12頭の窮奇(神獣)が先導し、36匹の辟邪(神獣)という神獣が後方からお供し、頭上には常に雷光が光り輝いていると書かれています。神獣が付き従う様子を想像しただけでも圧巻です。

九天玄女陰陽道の占術(六壬)を扱う女神。この神様は、盤古男神)と太元玉女(女神)より生まれたとされています。神話の世界となりますが、黄帝が蚩尤に苦戦しているときに、壇を設けて三日三晩祈ると、九天玄女があらわれて、霊宝五符・その他のおふだ、術、兵法、陰符経を授けたと言われており(これが後世に残された「黄帝陰符経」とされる)雷光玄女軒轅帝尊、又中国では九天玄女娘娘とも呼ばれています。天界の九重天上九天瓊台を居所として、旧暦2月15日は九天玄女の縁日(聖誕日)として祝う。陰陽道方術で使用する六壬も、九天玄女黄帝へ伝えているとも書かれています。

3月18日(金)満月🌕 彼岸の入り

彼岸:彼岸とは、中日を中心に前後3日ずつの1週間をいいます。また彼岸は梵語の「波羅蜜多」の訳語で仏教の理想の境地である涅槃に到達することです。この日は、昼と夜の長さが等しく、太陽は真東から昇り、真西に沈みます。仏教では西を極楽浄土の入口とし、祀られてきました。お墓参りをして先祖を供養します。

3月21日(月)春分の日 彼岸中日 月将戌

春分立春から45日目。この日は昼と夜の時間の長さが等分となり、太陽は真東から昇り真西に沈みます。この日を境に段々と時間が長くなり、反対に夜の時間が短くなっていきます。
彼岸の中日:牡丹餅(ぼたんもち)などを作りご先祖の祀りや墓参りなどをしますが、元来は季節の変わり目として山ノ神や野ノ神・田ノ神など農耕の神を祀り作物の豊穣を祈ったものです。

3月24日(木)彼岸明け

3月25日(金)下弦の月🌗

下弦:満月から新月の中間の月。図のように月の左側が明るく、右側が暗くなります。