9月のカレンダー

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9月1日(水)関東大震災の日・八専始まり

八専 *下記に説明あり 閻魔天に祈る日【閻魔天 真言】オン  エンマヤ ソワカ

9月3日(金)八専日

【摩利支天 真言】オン  マリシエイ  ソワカ

【地天 真言】オン  ビリチビエイ  ソワカ

9月4日(土)八専日

【水天 真言】オン  バロダヤ  ソワカ

9月6日(月)八専日(最毒日)

閻魔天  真言】オン  エンマヤ  ソワカ 

【火天 真言】オン  アギャナエイ  ソワカ

9月7日(木)白露・新月・丁未月・七曜陵逼

白露(二十四節気):太陽の黄経が165度になった時を「白露」といい、この時期は陽気がやっと退き、陰気がようやくあたりに立ち込め、草木の露も白い玉を作り始めます。柿や栗などの果実が成熟してくる季節となります。

七曜陵逼:*下記に説明あり

9月8日(水)八専日(最毒日)

羅刹天  真言】オン  ニリチエイ  ソワカ

9月9日(木)重陽節句雷帝 北斗 竈神聖誕・八専日(最毒日)

重陽節句新暦*下記に説明あり

【水天 真言】オン  バロダヤ  ソワカ

【風天 真言】オン  バヤベイ  ソワカ

雷帝、北斗七星、竈神聖誕日

9月10日(金)二百二十日

二百二十日:二百十日と同じく立春から数えて220日目で、晩稲(おくて)の開花時期となります。また台風に気をつける時期になったことも表しています。元々二百十・二百二十日は厄日のため、この時期に風鎮めの祭りを行っていたとされます。

【吉祥天 真言】オン  キリク  ギャク  ウン  ソワカ

9月12日(日)八専日

毘沙門天  真言】オン  ベイシラ  マナヤ  ソワカ

9月14日(火)上弦の月🌓

9月20日(月)敬老の日・彼岸の入り

彼岸:*下記に説明あり

9月21日(火)満月🌕(十五夜)太陰聖誕

太陰聖誕日:この神は黄帝の子とされ、女主を象徴し、徳をつかさどり、五惑星の王である。五常における信(誠実さ)であり、人体においては脾(消化吸収などを担い、出血を防ぐ脾臓膵臓)をつかさどる神の聖誕日とされています。

9月23日(木)秋分の日・彼岸中日・辰将

秋分二十四節気):秋季3ヶ月の真ん中で、秋の彼岸の中日でもあります。この日は、昼の時間と夜の時間が等分となります。そしてこの日を境に、夜の時間がだんだんと長くなっていき、昼の長さがだんだん短くなっていきます。また彼岸の中日でもあり、春の彼岸と同じように、先祖の供養をする日となります。

月将辰:辰は天罡(十二天将)といい、陰陽道占術の六壬で使用する神の事です。この日から辰を中心として六壬式盤を組み立てます。

9月26日(日彼岸明け

9月27日(月)社日 *下記に説明あり

9月29日(木)下弦の月🌗

 

【暦の解説】

八専日:陰と陽、天と地の気が入り乱れて、重複し片寄り、物事が順調に運ばなくなる日。人々が魔に惑わされない、片寄った考えを持たないよう、法会を開いてくれている神々がいます。その法会を行なっている神々の真言を唱えて、神々のお力をお借りしてみましょう。八専の中でも「丁巳・己未・庚申」の日は最毒日と呼ばれ、特に八専の影響が強い日とされます。

七曜陵逼:七曜(日月火水木金土)が二十七宿を剋害する日となっています。その為、この期間の吉凶は変動します。中でも「命・胎」の日は大凶とされ、通常凶となる「衰・危・壊」は反対に吉となります。吉凶については、カレンダー九月にあります、七曜陵逼期間の三九秘宿をご覧下さい。密教(仏教)では厄払修法をする、また一般では、功徳を積む行為を心掛けるとよい期間とされています。今回の陵逼期間は、9月7日〜10月3日まだとなっております。特に9月7日など複数日あります「害」と書かれている日は大凶なので、災の種を作る日ですから、日々していることは良いとしても、絶対に新しいことを始めないようにして下さい。

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重陽節句平安時代の九月九日(旧暦)は、貴族や公家たちが神泉苑や紫宸殿(ししんでん)の前庭に集い、菊の節会の宴が華麗に催されていました。菊の節会の時は、狩衣・烏帽子・十二単に身を飾り、神泉苑内の池の流れに酒杯を浮かべ、詩を詠みあう「曲水の宴」を行います。もし忌日であれば、翌日に延期して「残月の宴」が催されていました。九月九日は、神社などで菊の品評会などもあり、菊のイメージが強いのですが、平安時代の貴族は神前に栗を供え、そのあとで直会(なおらい)で神人共食(しんじんきょうしょく)し、親しい知人にもそれを贈る習慣がありました。また貴族は身分階級に応じた栗の支給があったとされ、参議以上は栗一升、五位以上は五合という記録もあります。民間では栗ご飯を食べたり、配ったりしたといいます。

彼岸二十四節気春分秋分の日を中日として、その前後の三日間と中日を合わせた七日間を「彼岸」と言います。仏教の彼岸は梵語波羅蜜多」の訳語で仏教の理想の境地である涅槃に達する意であるとして、春と秋の彼岸会の供養を行います。この日は昼と夜の長さが等しく、真東から太陽が昇り、真西に沈みます。仏教の極楽浄土は西方10万億土の彼方にあるとされていますので、太陽が真西に沈むこの日こそ、彼岸会を行う最良の日でもあります。

社日:秋の社日(しゃにち)は「秋社(しゅうしゃ)」ともいいます。社とは土地の神の事です。産土(うぶすな)の神でもあり、その土地の守り神のことを表しています。秋社は収穫の時期で、収穫した初穂や作物を神に供え、今年の作物の恵みに感謝する日です。

[参考文献]

土御門暦歳時記・密教占星術大全