御礼

昨年よりコロナなどにより世間が騒がしくなっているので、このパンデミックを乗り切るためにも、神々の力で少しでも災いを…と思い、今年は隠れ宿の前に、歳徳神八将神の幣帛をお祀りしています。その斎壇のところにお香と、香炉があります。今までは私が使っていた香炉(実は今までの香炉は、中国皇帝が使用していた香炉と同じデザインになっています)f:id:ozuno:20210424234823j:imageで対応しておりましたが、多くの方がお詣りされ、お香を立てるのにスペースが足りなかったので、少し大きめの新しい香炉に切り替えました。f:id:ozuno:20210424234954j:image新しい香炉のご用意には、皆様からのお布施を使わせていただきました。お一人ずつに御礼を伝えられないため、このブログにて御礼とさせていただきます。ありがとうございました。お祈りされた方の「万福招来」をお祈りしております。

 

現代では、お寺さんなどでお線香を立てるというのはありますが、神社などではお香は使いませんし、お詣りにお香のイメージがない方も多いと思いますが、昔の陰陽道の古書などには、お香が必ず出てまいります。しかも、用意する物の最初に書かれていたりします。f:id:ozuno:20210425000141j:imageこれは「陰陽道祭用物帳」ですが、左側に「太歳八神祭(太歳八神とは、いま隠れ宿の前にお祀りしている八将神の事です)」とありますが、その横に名香、雑香と記載があります。この書にもありますように昔の陰陽道祭では、必ずお香を用意して、お供えしたりしておりました。斎壇図の中央を見ていただくと「名香可燃」とありますが、陰陽道祭では神様との交信にお香を使用していました。

歳徳・八将神の斎壇は、いつでもお詣りできるようになっております。占いにこられた時だけでなく、伊香保は来られた際にいつでも手を合わせられるようにしてあります。もしお時間が許せればお詣りされてみて下さい。皆様に幸せが訪れますように。