12月カレンダー

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12月の行事

12月4日 新月🌑

12月5日 納水天宮

納水天宮:水天宮にお世話になった方は、お礼のご挨拶に行く日。

12月7日 大雪(二十四節気)庚子月

大雪:この時期以降、あちこちから雪の便りが届いてきます。いよいよ冬将軍の到来です。氷結も激しくなり、山間部はもちろん平野部にもそろそろ積雪が始まる季節になってきました。太陽の黄経は255度のころ。

12月8日 納薬師

納薬師:薬師観音にお世話になった方は、お礼のご挨拶に行く日。

12月9日 皇后陛下誕生日

12月10日 納恵比寿・金毘羅

納恵比寿・金毘羅:恵比寿様、金毘羅様にお世話になった方は、お礼のご挨拶に行く日。

12月11日 上弦の月🌓

12月13日 正月事始め

12月14日 太乙救苦天尊聖誕日

太乙救苦天尊聖誕:この神様は陰陽道ではなく、中国の道教の神様となります。この神さまは死者のいる冥府で苦しんでいる先祖を助けるとされていて、仏教なら地蔵菩薩のような働きをする神様とされております。しかし、陰陽道は星神は祀りますが、死者を祀るということはしないので、馴染みはないと思います。因みに陰陽道宗家の土御門家でも、先祖の方は仏教寺院に祀られていたりします。

12月15日 年賀状取扱始め

12月18日 納観音

納観音:観音様にお世話になった方は、お礼のご挨拶に行く日。

12月19日 満月🌕

12月20日 北斗下降・納大師

北斗下降:夜半(午後11時から午前1時)に北斗七星の神様が地上へ降りてこられます。この日は北斗七星の神へ礼拝すると、願事を得られると言われています。

納大師:遍照金剛様(空海)にお世話になった方は、お礼のご挨拶に行く日。

12月22日 冬至二十四節気)柚子湯

冬至:北半球では太陽の高さが一年中で一番低い位置にきます。この為、昼の時間が一年中で一番短くなり、反対に夜の時間が一番長くなる日です。いわゆる夏至の逆の状態となります。この日を境にして、段々昼間の時間が長くなります。太陽の黄経は270度のころ。古代中国や朝鮮では、観象監[かんしょうかん]という役所で暦を作り、その暦を毎年冬至の日になると宮中に献上していました。その種類も多く、上級の部類のものは表装が黄色、次いで青色、次いで白色となっていたようです。内容も中暦[なかこよみ]、月暦[げつれき]、常暦[つねこよみ]などの区分もあったようです。日本では陰陽寮で暦を作り、その暦を冬至の日に朝廷献上していました。その儀式を「暦奏[りゃくそう]」の儀といいます。
淮南子の天文訓には、冬至を起点として15日ごとに節供[せっく]が来ることが記されています。荆楚歳時記には「冬至の日には赤豆粥を作り以って疫を祓う」とあり、正月行事と同じように小豆粥を食べていたことがわかります。また古代朝鮮では、この小豆粥の中の白玉を自分の歳の数だけ食べなければならないと言われていたようです。洌陽歳時記の冬至の項に「吏曹[りそう]の胥吏[しょり]からは、青く装った錦の表紙の暦を送ってくる。家では、小豆の粥を古俗に習って作る」と書かれ、中国から伝わった冊暦の様子を知ることができます。日本では中風にならないようにと、かぼちゃを食べ、柚子湯に入る風習があります。

冬至一陽来復の不思議:冬至一陽来復の気を試す方法が雑書にあるので、載せてみます。冬至の日より2日前に堅炭と乾いた土を各々紙で包み、両方の秤目等分にして、少しも軽くもなく重くもなく、木の両端にかけ、木の真ん中に糸をつけて風の当たらない軒下に吊るしておく。冬至の日となり一陽が生じる時間になると、炭の方が重くなって下がるということです。夏至の日に同じように秤目等分にしておくと、冬至とは逆に土の方が重くなり下がるとのことです。これが天地陰陽の不思議と書かれています。私は試していないので実際のところは分かりませんが、試してみようという方がいればやってみてください。

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冬至の日の占い:天気が晴れていれば来年は豊作、この日に雷が鳴れば翌年雨が多い、また南風が吹けばよくとは日照りとなると言われております。

12月23日 上皇陛下誕生日

12月24日 クリスマスイブ・納地蔵

納地蔵:お地蔵様にお世話になった方は、お礼のご挨拶に行く日。

12月25日 クリスマス・終天神

終天神:天神様にお世話になった方は、お礼のご挨拶に行く日。

12月27日 下弦の月🌗終荒神

荒神荒神様にお世話になった方は、お礼のご挨拶に行く日。

12月28日 納不動

納不動:お不動様にお世話になった方は、お礼のご挨拶に行く日。

12月30日 八専始まり*下記説明あり

12月31日 大晦日・除夜の鐘

旧暦だとまだ11月28日なので、新年はもう少し先になりますが、新暦では最後の日となります。この日は今年お世話になった方や家族、またご先祖様に一年の感謝の気持ちを伝えてみましょう。

 

【暦の解説】

・八専日:陰と陽、天と地の気が入り乱れて、重複し片寄り、物事が順調に運ばなくなる日。人々が魔に惑わされない、片寄った考えを持たないよう、法会を開いてくれている神々がいます。その法会を行なっている神々の真言を唱えて、神々のお力をお借りしてみましょう。八専の中でも「丁巳・己未・庚申」の日は最毒日と呼ばれ、特に八専の影響が強い日とされます。