幸せになる為 その2

先日書いた続きになります。多くの方より好評を頂いたので、期間は短いですが、次の記事をアップしていきます。では、早速、先へ進みましょう。

 

今回は「幸せとは自分の人生を生きる」をテーマに話を進めていきます。この章から、項目も多くなり、具体的な方法も含まれてきます。一つずつゆっくり、何度も何度も読み直すこと、何度もチャレンジすることをお勧めします。

 

1、幸せになる為には、これが自分の幸せだという意識を、自分の中に確立する事が、幸せになる第一歩となる。その為に他人の勧めに乗らない、他人の言葉に惑わされないこと

2、幸せに生きている人の行動や態度、意志決定の仕方を真似してみる。しかし真似をしていると自分が分からなくなるので、人の真似をしているのだとしっかり意識をしておくこと。

3、物事の基礎を学ぶ上で他人の真似をすることは、好ましいことである。問題は単なる物真似なのか、真似を通じて自分のスタイルをつくっていくかである。単なる物真似は進歩の放棄となることを理解すること。

4、実際に幸せなる事とは、どのようなものか以下の項目で理解する。

  1. 環境の良し悪しに関わらず、落ち着きを保っている。
  2. 常にどんな時も自分の感情をコントロールできる
  3. どんなことを引き受けても、自信と責任を持って行うことができる
  4. 不注意な行動に走らない
  5. 仕事がうまくいくようになるにつれ、自分の仕事時間と仕事の環境をうまくコントロールできるようになっていく。
  6. 何事にも、また誰のことも文句を言ったり、不平を言ったりしない。
  7. 誰の悪口も言わない。誰の非難もしない。
  8. 心は開くが、必要なこと以外は自分について喋らない。仮に喋っても自慢はしない。
  9. すべてのもの、すべての人に対して心を開いている
  10. 何も、また誰のことも恐れない
  11. 確固とした目的を持って、物事を処理できる
  12. 意見を述べるときは、事実関係を正確に把握している。そして、知らないことは恐れずに知らないと言える
  13. 人種的、或いは宗教的偏見は持たない
  14. 食べるものは適度にとどめ、その他のことも中庸を守る
  15. すべてのことについて、そのことを知っている専門家であるというふりはしないが、すべてのことについて自分で考えてみる
  16. 世間から十分に信頼されている
  17. 相手を敵にする理由は作らない(ひがまれるのは仕方なし)
  18. 自分を失うことなく、かつ、すべての人と仲良くできる
  19. 何があっても心は幸せで豊かなので、貧しく、惨めになりようがないと思っている
  20. 家族全員に好かれており、自分が帰宅する足音を聞きつけると、家族がワクワクするような人間である
  21. 毎日自分への恵みに感謝し、その恵みを受ける権利があるものにはすべて分け与える
  22. 不当な目にあったり、不公平な扱いを受けたりしても、仕返しを考えない
  23. 他の人と話をする時、相手の欠点が自分にとっていかに迷惑であっても、その欠点にはなるべく触れないようにする
  24. 過去のことを学んで未来を予測する。歴史は繰り返すものであり、永遠の真実は決して変わることがないと知っている
  25. 人を責めるときは慎重に、人を許すときは素早く行う
  26. 他人を傷つけるようなビジネスで、利益を得ようなどと考えない
  27. 借金でお金に束縛されるような危険は冒さないように注意している
  28. 有効に使える富を獲得したら、もうそれ以上はあくせく求めない。しかし、富が必要なときは、いつでももっと手に入れられることを確信している
  29. 逆境や敗北を自分の財産と捉えて、不必要にくよくよしない
  30. 仮に敗北を味わっても、世の中の全ての敗北は一時的なものであると知っている
  31. 人生に大きな目標を持ち、それを達成するために忙しい
  32. 自分の目的が叶わなかったとしても、その経験を後で幸せになるためのことへ結びつけるようにする
  33. 自分の望んだ通りに人生を送っており、今後もそうしていくつもりでいる
  34. 自分の考えがうまく的中して幸せになったら、自分の言葉ではなく、行動で他人に模範を示すことができる
  35. さまざまな種類の人間、すべての人種、すべての宗教の人に好かれる
  36. 自分自身の心をもち、毎日を喜んで生きている
  37. 不意の災害や仕事の不振がおこっても、心は動揺しない
  38. 他人の全面的な心からの協力が得やすい
  39. 敵とは公平に戦うが、自分には他人にはない未知の能力があるので、実際には負けるはずがないと思っている
  40. 物事の結果には、はっきりとした原因がない場合があるということを知っているので、失望に対しても、常に十分な心構えを持っている
  41. 常にベストを尽くしているので、状況が自分に対して不利になった場合にも、弁解する必要は感じない

ここまでの項目にあてはまるものが多くなればなるほど、幸せに近づき、自分自身の人生を生きていくことをなります。またすでに多く当てはまる人は、恐れを感じたり、人の目を気にすることなく、自分自身の人生を生きている人でしょう。

5、人は常に、人に助けたり、助けられたりして、生きていかなくてはならない生き物である。しかし、本当に効果的な援助は、相手に対して先生のように差し出がましく注意することではなく、その人の資質を見出し、相手に付き添って、また寄り添って、相手が自分の力で立ち上がり、進んでいくための力をつけるように、教えてあげることが良い。例えば子供などは、殴って態度を変えようとしても、また押し付けがましい説教をしても、子供はそこから何も学ばない。子供というのは、容赦なく叱られたり、強制されたり、ましてや「お前のためだ」と諭されると、自分はダメな人間なのだと思い込むようになり、そのうち自尊心がダメになってしまう。挙げ句の果てにその子供が大人になると、他人に寄りかかるような人間になってしまう。

6、他人が、その人自身になりきることを妨害してはならない

7、自分自身に完璧主義なところがあったとしても、他人に自分と同じように完璧であることを期待してはならない。何故なら人は不完全さに救われることがあるからである。その不完全さをバラエティだと思って楽しむぐらいの寛容さが必要である。

8、自分が人に説教をするプロでないのであれば、人に説教はしないほうがいい。自分自身が専門家でないのであれば、しつこく容赦ない教え方をしない方がいい。しかし教育は重要でもある。だこらこそ教育は、技術と経験と知識の十分な人間のみが行うべきである。つまりそれ以外の人間が狭い知識や経験の中から他人にとやかく意見したところで、つまらない衝突を生むだけである。

9、人は誰しも長所と欠点を併せ持っている。その欠点を改めることが、長所を殺すことになる場合は多い。長所も欠点もない人間と付き合っていて、人生の何が楽しいのであろうと考える

10、自分が自分の心をもち続けつつ、他人にもその人自身の心を持たせるための1番よい方法は、自分自身の考えの中にある、ある部分を言わないでおくこと。例えば、人間は自分の考えや信条を説明して生きていく必要はないのである。むしろ、そうすることで不必要な衝突を引き起こしてしまうということを理解しておく

11、自分を失うということは、他のすべてを失うのと同じである。

12、行動はまず精神的な動機から始まるということに気づくこと。ちっぽけで、おどおどした考えを持っている人は、ちっぽけで、おどおどした人のように振る舞うものである。その為、人は自分自身でいるために、自制心(セルフコントロール)を働かせること。

13、自制心のある人は、他の多くの人が持っていない力を持つことになる。その人たちは、状況をはっきり見通す力に長けている。また状況を現実に則して正確に判断し、自分や周囲のために、目標を達成する力を持っている。

14、4-22をもう一度みる。自分自身の心(主体性)を持っている人は誰に対しても仕返しを考えないということである。復讐とは不安定さから生じる不満を、他人を害することで消化しようとする、まったく生産性のない行為である。心が平安の人なら、復讐したいとは思わないはずである。

15、多くの人は、何か特別な経験をすることによって、自制心(セルフコントロール)の大切さを知るものである。

16、怒りの感情は「書くことで身体から出す」ことができるということを知る。これは誰にでもできる簡単な方法だが、効果は顕著に現れる。また怒りに任せて書いたものを残しておいてある程度時間が経ち、精神的に落ち着いたとき状態の時にもう一度読み直すと、さらによい効果が得られる。

17、別の方法として、長時間、早足で歩いたり、激しい運動をすることで自制心を取り戻せることを覚えておくこと。これは脳に麻薬物質、例えばベータ・エンドルフィン等のホルモン分泌を促すことになるため、この種のホルモンは、人の心に高揚感や安息をもたらすことが多い。しかし、この脳内麻薬物質は短時間で分解されてしまうため、中毒症状を起こさないですむという利点がある。

18、自分の主人は自分だけである。当たり前だが、自分の親を選ぶことはできないし、死ぬ間際になって、もっと行きたいと思ったところで、どうすることもできない。つまり、生まれることと、死ぬこと、この2つは自分の選択の外にあるということ。しかし、生きている間は、自分で自分の人生をいかようにも、選ぶことができる。自分の人生の進路を決めるのは、他ならぬ自分自身である。

19、人が不幸になる原因の多くは、他人の人生にばかり干渉して、自分の人生のための努力を怠ることである。自分のための努力を常に最優先することを忘れないこと。

20、人は生まれながらにして性格は存在するし、環境も自分の心に大きな影響を及ぼすことだろう。しかし、それでも自分自身の設定したパターンによって、それらの遺伝や環境の悪影響を跳ね除けることも可能であるということを理解する。

21、幸せは農家の心得で得ることができる。農家の心得とは、まず畑を耕し、種をまき、作物の世話をして、その収穫を待つ辛抱強い姿勢のことを言います。これと同じように幸せは一朝一夕に得ようとすると必ず失敗します。日々の努力の果てに、必ず収穫が待ち受けているという確信を持って待ち続けることが重要です。

21、逆境に出会ったら貴重なレッスンだという見方をする。逆境より逃げ出そうと必死にもがいても、うまくいくためしはありません。そのため、逆境に対してはむしろどっしり身構え、さらにそこから得られる貴重な教訓を、余すことなく身につけるという気持ちが良い。逆境がきたら自分に「今回は何を学ばせたいのだろう」と考えること。

22、自分の生き方を学んだ人には、襲いくる逆境もだんだんと小さくなっていき、ついには姿を見せなくなります。そのため、逆境は自分を確実に進歩させてくれる優秀な教師だと思うこと

23、自分の人生を生きるためには、大掃除が必要になることもある。物事を効率的にするために、不必要なものを捨てるということは、意外にも重要なことである。

24、自分自身を知り、自分が築きたい人生のイメージを得るにつれて、不要なものがはっきりしてくる。例えば時間に関して考えてみると、毎日をどのように送るのかは、人生の行方に大きな影響を及ぼす。自分がその日何をやるのか、はっきりした考えを持っていないと、不要なことに時間を取られることになる。自分の人生を有益に、幸せに生きるためには「本当に望むもの」のために、時間を割り当てる努力をすること。

25、1日24時間の8時間は睡眠と休養にあて、もう8時間は仕事や業務にあて、残った8時間が人生のために重要となる。この時間は自分の自由時間である。ここに自分がしたいと思っていることを割り当てるべき時間である。しかし、そのようにするには勇気が必要になります。何故なら、周囲に対して義務感を持ち過ぎているかもしれないからだ。自分のための時間を全く取らないで1日を過ごす、このやり方はよくない。自分の本当に価値のある部分というのは、この時間に培われることが多いからである。それにも関わらず周囲の人間は、それが怠けていることと見分けがつきにくい。会社においても、家庭においても、周囲との調和を保ちつつ「自由時間」を確保するように頑張ること。

26、他人の誘惑にのって、自分が自分であることを放棄しないこと。幸せになるには、自分が理想とする幸せを考えなくてはならない。自分を素直に見つめることができれば、おのずと自分の幸せは見えてくるはずである。自分の幸せのために「毎日多くの時間を割く」ということを心がけること。

 

あとがき

今回はだいぶ項目が多くなりましたが、これらは幸せになるための人生の歩き方になります。幸せな人とは知らず知らずにして、今回書いたことを実行している人です。逆にこれらの法則を知っていれば、誰でも幸せになれるということです。全て完璧にはいきませんが、一つでも多く実行できるよう心がけて生活してみてください。それだけで幸せに近づきます。まだ続きがありますので、また後日アップしていきます。