コロナウイルスについて 追記

緊急事態宣言が明日発令される状況となってまいりました。群馬もそうですが、コロナウイルスの感染者が身近にいないから、コロナウイルスの実感がわかない方も多いかもしれません。しかし伊香保は人出はめっきり少なくなっております。身近なところの悩みなら仕事や収入、学校などの心配かもしれません。

 

でも、ちょっと考えてみてください。いま世界で亡くなっている方の人数は、4月4日時点で60,000人を越えました。特にイタリア、スペインだけで26,000人です。日本は311東日本大震災で同じぐらいの人が亡くなったり行方不明になっています。あの震災の時の日本人の感じたどうすることもできない気持ち、何もできない自分、力のない自分、その悲しみを世界の人はいま感じています。身近な人があっという間に病気になり、苦しみながら亡くなっていく今の世界。この数ヶ月で数万人が亡くなっている。今年の旧暦2月は「地火明夷」となります。地火明夷の地は土地や地面、火はその下にある炎を意味します。土地の下にある火のイメージは地獄です。地獄の業火が今の世界を覆っているような状態で、ここ数ヶ月は街で霊を多く見るようになってきています。色々なところに霊がいるという状態です。このような霊の多さは少し異常ですね。もちろんお盆など多い時期はありますが、こんなに多く見ることはあまり記憶にありません。

 

六壬で占った事で先日、空亡が多くでていると書きましたが、一つ伝えなければいけない事がありました。空亡は空気を意味します。これはコロナウイルスが空気感染する恐れがあるという事だと思います。感染経路が分からないのは、色々な理由があると思いますが、もし空気感染するのであれば、くしゃみなど飛沫感染でなく、話をしているだけでも感染する可能性もあります。私は医学者ではないので、医学的な見地は、専門家にお願いしますが、いま私達できることはマスクをして、一人でも感染者を増やさないこと、大切な人を失わない様にすること、自分が保菌者になっていて他の人にうつさないこと。

 

いま群馬は桜が咲き乱れています。この季節に咲く桜のピンク色の花弁は、太陽の光りに映し出され、風に吹かれて飛んでゆく桜吹雪を見ていると、とても綺麗です。この美しい世界は、あなたがいるから美しいのです。誰一人亡くなってはいけないのです。病気でどんどん人が亡くなる世界はいけません。

 

この世界には息を飲むほど美しいものがたくさんあります。綺麗な蒼い海を一緒に見る人を、苦しい時には一緒に涙を流せる家族を、大勢ではしゃいで馬鹿をやったりする仲間を、自分の大切な人をこれ以上病気で亡くならないようにしなくてはいけないと考える時なのではないでしょうか。綺麗な朝日をゆっくり眺められる、そんな世界が私は好きです。

 

知っている方もいると思いますが、私は目に見えないものを感じるので、今の世界から感じるものはコロナウイルスで家族を失って泣いている大勢の方の悲しみです。もの凄く多く流れ込んできます。いまの世界にセンサーを広げれば、悲しみをキャッチして勝手に涙が出てしまいます。正直言って今は渡航もできないし、私は医療の知識もありませんので、世界の人に直接何かをすることもできません。しかし世界で大勢の人が亡くなっている事が何故か悔しいんです。

 

その世の中で私達にできることがあるとすれば、悲しみで涙を流している人たちに、言葉でもいいのですし、今を悲しみを一緒に乗り越えていく、個々にできる何かをする、そのような事が必要なのではないのかと。私がこのような心配事を書くのは、何かが少し違うのかもしれません。しかし空を伝わって私に流れてくる悲しみを、少しでも多くの人に知ってほしいという思いで書いてしまいました。

 

1日でも早く病気が収束しますように、世界の人の悲しみが収まることを祈っています。早く世界がまた元に戻りますように。

 

法師陰陽師 小角