2021-08-31から1日間の記事一覧

仮名草子「安倍晴明物語」⑧伝浅井了意作

庚申の夜、殿上人を笑わせる九月庚申の夜、殿上人が宮中に伺候し申し上げたが、夜が長いので、明かすことに耐えかねられて、天皇をはじめ若い殿上人の多くが眠たくなられた。何か眠気覚ましにすることがないかと言って、晴明をお召しになり「何とかして眠気…