占術用語「破門」について

隠れ宿を始めてから早いもので今年で8年目に入り、また其の間に多くの人とお話をさせて頂いてきました。その中で相性を説明する時など、占術用語を分かりやすい範囲で説明に入れているのですが、短い時間の方など内容がよく分からないままになっている方がいるのではないかと思います。そのような点を少しでも解消できればと思い、占術用語の記載をしておきます。用語は占術によって色々ありますが、今回は小角が使用している「宿曜(しゅくよう)」についての用語を、簡単にご説明してみます。

*相性をみる時によく使用する用語

1、命宮(めいきゅう)
2、財帛宮(ざいはくきゅう)
3、兄弟宮(きょうだいきゅう)
4、田宅宮(でんたくきゅう)
5、男女宮(だんじょきゅう)
6、僮僕宮(どうぼくきゅう)
7、夫妻宮(ふさいきゅう)
8、病厄宮(びょうやくきゅう)
9、遷移宮(せんいきゅう)
10、官位宮(かんいきゅう)
11、福相宮(ふくそうきゅう)
12、禍害宮(かがいきゅう)

上記の12宮を使用しています。宮というのは天空の星のある場所を示していて、宮の前にある言葉が意味を示します。例えば、5の男女宮は言葉とままに、主は男女関係を表します。それ以外の解釈は子供や精神的な満足度などを司ります。また12宮の中には、吉に属する宮と凶に属する宮があります。

12宮で凶に属する宮というのは
3、兄弟宮
6、僮僕宮
8、病厄宮
12、禍害宮 となります。
この4凶宮が入ると相性が悪い方向性の解釈となります。

さらに12門という運の強弱を示すものがあります。門とは運の出入り口を示していてます。
凶運が一番強いのは、破門(はもん)といいます。破はやぶれるですから、物事が破れる、本人に取って悪いとされる大変な出来事を引き起こしてしまう凶の力が働きます。したがって元々の12宮の凶に対して、12門の破門が重なることにより更に凶運を増してしまうことになります。例えば12、禍害宮に破門が重ならなければ、ただ単に運がふるわない、自分の思い通りにならない程度の解釈となりますが、破門が重なれば法律に絡むような大きな災難に巻き込まれていきます。

このように自分自身と相手との星の組み合わせによって、吉なのか、凶なのかを判断しております。
相性を説明している時に、「破門(はもん)」という言葉が出てきましたら、結構強い凶の働きがあると解釈してみて下さい。

これ以外にも色々な判別がありますので、次回には12宮の意味も書いてみたいと思います。