8月カレンダー

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【8月カレンダーPDF】

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《カレンダーの前に一言》現在、七曜陵逼という吉凶が逆転する期間に入っております。その為か、今まで収まってきていたコロナ感染症が再び増加傾向となっております。このコロナの状況は酉月(9月)まで続きそうな気配があります。まだ収まるまで期間がありそうなので、これ以上の感染増加しないように、それぞれ感染対策をしていきましょう。またこの七曜陵逼の期間は災害が大きくなる傾向があります。安倍元首相の事もそうですが、少しのことが大きくなるとされていますので、くれぐれもトラブルなどは大きくならないようご注意下さい。では、8月の行事に入ります。

8月の行事

8月1日(月)八朔

八朔:朔とは新月の事を意味していますので、要は8回目の新月(8月)という事で、8月1日の事を八朔(はっさく)と呼びます。この日は雑節となるのですが、なぜ八朔の行事ができたか、由来不明とされています。その中でも江戸時代では八朔が盛大に行われていたようです。8月1日は徳川家康公が江戸に入ったとされる日なので、武士達は白装束(小袖)をきて、馬や太刀など、豪華な品々を贈答していたそうです。勿論、天皇家、宮家、親王家、近衛家など公家の方々も様々な贈り物を送り合っていたとされます。一説には贈り物をする行事ですので、お中元の起源のひとつではないかと言われております。

8月4日(木)旧七夕(乞巧奠)・土用丑の日

七夕:七夕については7月をご覧下さい

乞巧奠(きっこうでん)平安時代の宮中では7月7日に掃部(かもん)寮の人達が清涼殿の東庭に葉薦(はごも)を東西に長く敷き、その上に長筵を置く。次に内蔵寮の役人が供物を仙華門の外までもってきて、これを雑色が長筵の上に朱漆の高机をおき、そこに次々にならべます。梨・桃・大豆・茄子・鮑・菓子などがある。これを東南・西南・北西・北東におく。北西の机には金の針七本・銀の針七本に、五色の糸を縒った葉も飾られる。準備が整うと、庭に椅子が出されて天皇が牽牛と織女の邂逅を眺める儀式に移る。一般の家庭での儀式は、庭の真ん中に几(つくえ)と筵(ござ)を置き、その上に酒や肴や瓜や果物を供え「巧」を授かるようにと願った。「巧」とは機織りの巧みさのことをいいます。女たちは機織りの技巧の向上を願って、こうした夜を毎年送ったとされている。昔の「几」は、現代では七夕飾りの竹にあたるものであるとされます。

8月5日(金)上弦の月🌓

8月7日(日)立秋二十四節気)・戊申月

立秋二十四節気のひとつ。旧暦では、夏の土用も明けて秋の始まりです。立秋から立冬の前日までを暦の上では秋と言います。またこの秋の期間を、初秋(しょしゅう)中秋(ちゅうしゅう)季秋(きしゅう)の三秋(さんしゅう)に分けます。時候の挨拶も、暑中ではなく「残暑の候」となります。しかし暦では秋になったとは言うものの、暑さはまだまだ続きます。

8月11日(木)山の日🇯🇵

8月12日(金)満月🌕・中元祀(地官聖誕)

地官陰陽道祭の都状(祭祀で陰陽師が読みあげる祭文)に三官というのがよく出てきます。

例えば方忌謝祭の都状だと「謹啓、天曺地府、十二冥官、五方龍王、東南北西中央、青赤白黒黄帝、土公将軍、五土土府諸天、泰山府君、閻羅天子、五道大神、天官地官水官(中略)」となっていまして、この天官・地官・水官が三官と呼ばれる神々です。この地官という神は「人々の行為」を監督する役割があり、土公や土母などと同じく土地に関係する神様です。また古代中国では、お盆の時期にご先祖さまだけではなく、無縁仏もあの世から地上に帰ってくるとされていて、その無縁仏の霊は誰も祀らないため、いく場所もなくこの世を彷徨います。それぞれ各家庭の玄関先に机を出して、その上に飴やお菓子などの食べ物や、煙草など嗜好品など様々なものをお供えして、それらを食べて満足してもらい、無縁仏に祟られないようにしていました。その名残で日本ではお中元の起源となったという話があります。土地の下から無縁仏は出てきますし、地を管轄している地官の聖誕日でもあるので、この日に神様をお祀りします。

8月13日(土)盆の迎え火

8月15日(月)盂蘭盆・末伏・西王母聖誕

盂蘭盆:7月の欄をご覧ください

末伏三伏のうちの一つ。夏至のあと三度目の庚の日を「初伏」、4度目の庚の日を「中伏」、立秋前後の庚の日を「末伏」といい、この3日を合わせて「三伏」と言います。陰陽五行で庚は金行(金属)、夏は火行(火)で、これを火尅金といい、火の夏の神と金の秋の神が戦うので凶日(悪日)とされています。

西王母:すべての女仙(女神)たちを統率する高位の神。陰陽道占術の六壬を管轄する九天玄女神も、この西王母の元におります。崑崙山に住んでいる西王母は、金母元君、瑶池金母(ようち)亀台金母(きだい)ともいわれ、東王父泰山府君)が最高の男の仙人(男神)であるのに対して、女の仙人(女神)の総取締まりであります。この二人の神は、陰陽の父母であり、天地の本源でもあるから、得道したり、仙人になったりした女の人たちは、すべて西王母の支配にしたがうことになっています。
崑崙山にある西王母の宮殿の左には瑠池(ようち)という池があり、右に翠水(すいすい)という川が、また山の下には弱水(じゃくすい)という川が流れている。川は九重にかさなり、波は万丈にも達するというありさまなので、羽のはえた車にでも乗っていかなければ、行くことはできないとされます。宮殿は、千里四方にも及ぼうかというほど広大で、そのなかに九階建ての黄金や大理石でつくった高殿が軒をつらねていたり、庭園には、白玉の木や不老長生の薬の木々が林のように植えられ、風がないのに枝や葉がゆれていて、葉ずれの音は天の音楽と聞きまがうばかりであります。この西王母は、頭髪は華やかな大きな髷に結い、華勝(かしょう)という冠をつけ、黄金色の錦の服をきて、万能のお札をもっていて、また腰には分景の剣を偏き、鳳風のゆいとりをした靴をはいている。年のころは三十ぐらい、花のかんばせ、まことに、絶世の美女であると言われております。

8月16日(火)盆の送り火

8月19日(金)下弦の月🌗

8月23日(火)処暑二十四節気

処暑二十四節気のひとつ。暑さもようやくやむという意味から、処暑と言います。「処」は止まるという意味です。暦では初秋の季節ですが、実際はまだまだ残暑厳しい候といえます。淮南子に「立秋後15日、斗指甲為処暑」と書かれています。

8月27日(土)新月🌑・八専入り

8月29日(月)雷帝・北斗・竈神聖誕

雷帝:雷神の最高神雷帝といい、この神は最上位の天界にある雷城に住んでいて、九鳳丹霞の衣を纏い、金光明の如意を持つ神。雷城は高さは八十丈、左に玉枢五雷院、右に玉府五雷使院があります。生あるもののすべての父であり、万物の師であるから、天の災難、幸福、人間の生殺(生死吉凶禍福)を司り、生成の鍵を握っております。上は天皇神、下は地獄の長官まで、この雷帝の承認がなければ政令を執り行うことができないと言われております。また雷部の五雷神、十雷神、三六雷神を掌握して部下に従え、善行したものを生かし、悪行をしたものを殺す権限を持つ神です。

北斗:どの方もご存知の北斗七星の神の聖誕日となります。

竈神:家にいる竈(台所)の神様の聖誕日です。この竈神は善の箱と悪の箱を持っていて、良いことをした時は書き留めて善箱へ入れ、悪いことは悪箱に入れながら一年を過ごします。竈神は家人が犯した事を天上の神へ報告する義務があります。報告を受けて神は、一家の1年間の善悪を詳しく調べあげて、もし善悪の行いが同じだったら賞罰はなく、善行が多かったら翌年に幸福を授け、悪行が多い場合は殃いを下すとされています。そのため一家に災禍が下されないよう、又悪い報告をされない様、上天日は竈神へ挨拶をしておく事が良いとされています。その日はお焼香(お香を焚く)をして、各種のお供物して祭祀を行います。お供物は各家でお供えできるもので良いと思いますので、もしご都合がつきそうであればお供えして手を合わせみても良いかもしれません。